soprano
MAKIKO YOSHIME
嘉目 真木子
大分県出身。
国立音楽大学声楽科、同大学大学院オペラコース修了。
東京二期会オペラ研修所マスタークラス修了(優秀賞受賞)。平成24年度文化庁派遣新進芸術家海外研修員として2013〜14年イタリア・フィレンツェへ留学。
2010年東京二期会『魔笛』(テオドール・グシュルバウアー指揮/故・実相寺昭雄演出)にパミーナ役で出演し本格的にデビューを飾り、瑞々しく清楚な演唱で好評を博した。続く2011年、東京二期会『フィガロの結婚』(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮/宮本亜門演出)にスザンナ役で出演。可憐でコケティシュなスザンナを演じ、観客を魅了した。同年東京二期会『ドン・ジョヴァンニ』(沼尻竜典指揮/カロリーネ・グルーバー演出)にツェルリーナ役で出演し、斬新な演出の中でも存在感を示した。
2012年、東京二期会『パリアッチ(道化師)』(パオロ・カリニャーニ指揮/田尾下哲演出)にネッダ役で出演。見事な演唱が絶賛を博した。同年KAATネオ・オペラ『マダム・バタフライX』に蝶々さん役で出演し、演劇とオペラの融合舞台で新境地を拓いた。
フィレンツェ留学から帰国後、2015年東京二期会『魔笛』(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮/宮本亜門演出)に再びパミーナ役で出演。同年、神奈川県民ホール開館40周年記念公演オペラ『金閣寺』(下野竜也指揮/田尾下哲演出)に出演。
2016年NHKニューイヤーオペラコンサートに初出演を果たした。同年2月には九州交響楽団定期演奏会『道化師』にて指揮者アンドレア・バッティストーニと共演しネッダ役で好評を得た。同年7月には東京二期会『フォガロの結婚』(サッシャ・ゲッツェル指揮/宮本亜門演出)に再びスザンナ役で出演。
2017年1月には『椿姫』ヴィオレッタ役、3月には大分IICHIKO総合文化センター・神奈川県民ホール・東京二期会共同制作オペラ『魔笛』(川瀬賢太郎指揮/勅使川原三郎演出)にパミーナ役で出演。同年2月にオクタヴィアレコードよりファーストアルバム『My Favorite songsーわたしのお気に入りー』をリリース。
11月東京二期会オペラ劇場『こうもり』(阪哲朗指揮/アンドレアス・ホモキ演出)にロザリンデ役でオペレッタに初出演。
2018年NHKニューイヤーオペラコンサートに再び出演。
同年3月には仏ストラスブール・ラン歌劇場『金閣寺』(ポール・ダニエル指揮/宮本亜門演出)に若い女役で出演し欧州デビュー。同オペラは2019年2月に東京二期会公演でも同役に加え有為子役でも出演。
7月には東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』(アレホ・ペレス指揮/ペーター・コンヴィチュニー演出)にアガーテ役で出演。
11月に日生劇場『コジ・ファン・トゥッテ』(広上淳一指揮/菅尾友演出)にフィオルディリージ役で出演。
2019年秋には神奈川県・北海道・愛知県にて共同制作『カルメン』ミカエラ役で出演予定。
またコンサートソリストとしても多くの主要オーケストラと共演を重ね、ベートーヴェン「第九」をはじめフォーレ「レクイエム」、ハイドン「四季」、エルガー「神の国」、ウェーバー「変ホ長調ミサ」等で活躍。
東京二期会会員。
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